エナジー取り戻してダウムも復帰 決勝進出へ“逆王手”かけて勝負のGAME3へ

前日の悔しさを晴らすかのように、コートで躍動した。B2プレーオフ(PO)準決勝でGAME1を落とした信州ブレイブウォリアーズ(東地区1位)は2026年5月10日、ホワイトリングで福島ファイヤーボンズ(東地区2位)とのGAME2に臨み、82-74で勝利した。コンディション不良でGAME1を欠場したマイク・ダウムが復帰。序盤から主導権を握る展開で白星をもぎ取り、決勝進出へ逆王手をかけた。
文:芋川 史貴
KINGDOM パートナー
見違えるようなエナジー
リバウンドで圧倒して主導権
「昨日(GAME1)は見せきれなかったハートの部分で、今日は昨日よりできた」
信州の勝久マイケル・ヘッドコーチ(HC)は、前日とは見違えるようなボールへの執着心を前面に出した選手たちの姿勢を率直に評価した。

GAME1は身長206cmのマイク・ダウムを欠くスモールラインナップを余儀なくされたとはいえ、リバウンドや五分五分のボールに対して後手に回り、福島の勢いにのみ込まれていった。
闘志の見えない姿勢を「ソフト」と表現した勝久HCは「本当に残念」。わずか1日で勝利へのエナジーを取り戻せるかが最大の焦点だった。

この日の選手たちは序盤から気迫に満ちていた。複数人でリバウンドに飛び込み、シュートが外れてもセカンドチャンスを確保。43本を記録したリバウンドは福島の30本を圧倒し、GAME1の32本からも大幅に増やした。

やるべきことをやり続ければ、その成果は時間の経過とともに形をなす。
4点リードで第2クォーター(Q)を終える展開は、3点リードだったGAME1とほぼ変わらない。攻守に精彩を欠いた前日は第3Qで失速したが、逆にこの日は試合の流れを決定付ける形に持ち込んだ。
第3Qは小栗瑛哉の3ポイントシュートで幕を開けると、インサイドでダウムが決めて連続得点。さらにエリエット・ドンリーの3ポイントシュートで畳み掛け、44-32と福島を突き放した。

「昨日よりはるかに良かった」と勝久HC。小玉大智は「リバウンドでスタートの選手たちが出だしからファイトしてくれたので流れををつかめた。僕たちのスタンダードに戻せた」とうなずいた。
KINGDOM パートナー
前日欠場したダウムが復帰
オフェンスにも好影響与える
ダウムが復帰したことで、顕著にオフェンスも改善された。
ダウムにボールが入ることで相手ディフェンスが中に寄り、空いたスペースやチームメイトを見つけて冷静にパスをさばくことでシュートチャンスを生み出した。

スムーズになったオフェンスを表現する上で土家大輝の動きが分かりやすい。
勝久HCが「スペシャルなシューター」と称賛する土家は、自ら得点を重ねることでリズムをつかむ選手だ。しかしこの日の土家は、フィールドゴールのアテンプト(試投)がゼロ。得点はフリースローを沈めた4点のみだったが、ドンリーやダウムと並んでチーム最多の5アシストをマークしたように攻撃の潤滑油としての働きが際立っていた。

スコアラーとしての能力とチームプレーに徹する実直さ。勝利のために何が必要かを判断してプレーを選択した土家の貢献は、信州がシーズンを通して貫いてきたチームバスケットそのものだと言えるだろう。
神戸が待ち受ける決勝進出へ
「40分間やり切る」と決意示す
言葉にするまでもなく、5月11日のGAME3を制したチームが、一足先に準決勝突破を決めた神戸ストークス(西地区1位)が待ち受ける決勝に進む。ホームの信州はもちろん、福島も格別な思いでGAME3に向かってくることは必至だ。

「僕らは誰が出ても強度を落とさないことが大事になってくる。40分間やり切る気持ちで臨みたい」
小玉は言葉に力を込め、勝負の一戦を見据える。

GAME2は、前日より約1,000人増加したブースターの声援も選手たちのエナジーにつながったはずだ。GAME3は平日の午後7時35分ティップオフ。“ALL信州”の熱いブーストでチームを決勝の舞台に送り出したい。
B2プレーオフ準決勝 信州ブレイブウォリアーズ vs 福島ファイヤーボンズ
https://www.b-warriors.net/lp/game_20260509_20260511/
Bリーグ チーム紹介ページ
https://www.bleague.jp/club_detail/?TeamID=716&tab=1
クラブ公式サイト
https://www.b-warriors.net/















