自信を確信へ トライデンツはアウェイで真価を示す【コメント付】

2試合連続でフルセットの激闘を制し、開幕2連勝を果たしたSVリーグ男子の信州松本トライデンツ。2026年10月31日-11月1日の第2節は、東レアローズ静岡とアウェイで対戦する。開幕2連勝のトライデンツに対して、東レ静岡は連敗スタート。ホーム開幕戦で巻き返しを狙う東レ静岡を相手に、トライデンツは真価が問われる戦いとなる。開幕節の勢いそのままに、4連勝を狙うチームから生の声をお届けする。

文:大枝 史

第2節東レ静岡戦展望
スカウティングとサーブに注目

開幕2連勝で得た手応えや自信は、いとも簡単に霧散してしまう。信州松本トライデンツは昨シーズン、そのことを身を持って学んだはずだ。

今季の開幕2連勝は、新指揮官のトーマス・ラーナー・ヘッドコーチがもたらしたチーム変革の成果と見ることができる。

一方で、開幕節に限ればSVリーグ3シーズンで6戦5勝と驚異的な勝率を誇るトライデンツ。開幕直後でスカウティングによる情報が少ない中、チームの完成度を勝利につなげた側面も少なからずある。この先は対戦相手による分析や対策が進む。だからこそ、第2節では「新生トライデンツは本当に変わった」ことを証明しなければならない。

トライデンツは、攻めるサーブがどこまで機能するかに注目だ。広島サンダーズとの開幕節ではサービスエース12本、サーブミス57本と、攻撃的な姿勢を貫いたことで勝利を収めた。

対する東レアローズ静岡は、リベロ(L)藤中颯志、L武田大周、アウトサイドヒッター(OH)楠本岳と堅固なレシーバーが揃う。必然的にサーブターゲットはOHスカイラー・ヴァルガになるが、東レ静岡も巧みにサーバーがトスを上げた後にポジションを入れ替えて対応してくるだろう。コントロールサーブでターゲットを狙うのか、それとも狙いは持ちながらも強いサーブで押し切るのか。開幕節を終えてスカウティングもされている中で、戦い方の引き出しも気になるところだ。

東レ静岡はミドルブロッカー(MB)テイラー・エイブリルとOHデアルマスアラインがケガの影響で合流が遅れているものの、ヴァルガ、オポジット(OP)ガブリエル・ガルシア、MBエドアルド・カネスキと2m超えの外国籍選手3人を擁する。開幕節に1セットあたり2.29本のブロックを決めた高い壁は警戒が必要だ。

開幕節のジェイテクトSTINGS愛知には連敗を喫しただけに、ホーム開幕戦では意地を見せてくるだろう。

会場のこのはなアリーナは、24-25シーズンの2025年3月30日にシーズン最多となる10勝目を挙げた場所だ。青いうねりを押し返し、芽生えた自信をより強固にしたい。

選手・監督コメント

酒井秀輔(OP)

――GAME2はスタートから出場になりましたが、改めて振り返っていかがですか?

良かったか悪かったかで言うと、個人的にはそんなに良くはなかったのではないかと思います。メンバーに助けてもらいながら、引っ張ってもらいながらでした。

僕自身は盛り上がって、エナジーを出してやることが一番の武器だと思うので、そこを全力でやれたのは良かったと思います。全員で戦い抜くことができた試合になったと思います。

――2枚ブロックの間を抜くなど、相手を見ながら打つべきところに打てていた印象です。

全部が全部ダメだったわけではないですし、もちろんいいところもありました。ただ、もう少しできたな…と思います。被ブロックも多かったですし、ミスも多かったです。いつもより気持ちが入って、力みが少し出たと思います。ただ、スタートから出て勝つことができたという経験がすごく大きかったと思います。

ヒートアップした中でも、間が空いていたら狙うとか、冷静な判断もできていました。もっともっといい場面を増やしていけるようにしたいと思っています。

――第4セットから交代となって3セットの出場になりましたが、最初の2セットを連取できたのは、大きな自信になったのではないでしょうか?

第3セットも含めて、第1、2、3セットは全部25-23で、どっちが取ってもおかしくない試合でした。その中で第1、2セットを取り切ることができたのは、個人的にもそうですし、チームとしても自信になったと思います。あとは第1、2セットを取った後にしっかり第3セットを取り切るという詰めを、これからもっと磨いていくことが必要なのかなと思います。

――昨シーズンまでは中盤までは競っているけれど終盤に離されるような、21点目以降の点の取り方にフォーカスされがちでした。でも今シーズンは終盤でも点が取れている印象です。

出ているメンバーが100%を出せていることが、大きいのかなと思っています。その要因としては、ベンチのメンバーがいつでも出られる準備をしていることです。誰が出ても強いのが今のチームの強さだとも思います。序盤、中盤、終盤でそれぞれ場面も違って、点の取り方も違うと思いますが、1点から25点までしっかり取り切るというのは、このチームが始まってからずっと求めてきたことです。スタメンがどうとかベンチがどうとかではなくて、全員で25点までしっかり取り切るというのを準備してきたので、そこが今シーズンの強さかなと思います。

――今シーズンといえば、やはりサーブにフォーカスされると思います。手応えはいかがでしたか?

ミスもありましたが、しっかり攻めるところは攻め切ることができたと思います。サーブは調子があるものだと思うので、良い時と悪い時は絶対にあると思います。調子が悪い時にどうやってうまく打つかというのを、これからもっと磨いていきたいです。

――次節はアウェイでの東レ静岡戦になります。そこに向けてはいかがですか?

相手には(天理大学で一緒だった)中島(健斗)選手がいたり、楠本(岳)選手がいたり、個人的にはすごく楽しみな試合です。チームとして勝つことが一番なので、ちゃんと貢献できるように、チームの力になれるように、必要とされるように、練習から準備していきたいです。あえてその2人にフォーカスすると、その2人のことを一番知っているのは僕だと思います。もちろん2人も成長していると思いますが、立ち向かっていきたいと思います。

いつどんな状況でも僕たちはチャレンジャーなので、しっかり攻める気持ちを持って、僕たちのバレーができるようにしたいと思います。

赤星伸城(S)

――開幕節を改めて振り返ってください。

スパイカーがみんな頑張ってくれたと思います。

――試合中にトスが変わっていたと思いますが、どのような意図がありましたか?

GAME1は第1、2セットと連取された後、第3セットからはクイックとパイプ、真ん中の攻撃を多くしようと思っていました。

第4セットからはBクイックで相手のOPを引き寄せてからレフトにトスを上げる感じで、OPにストレスをかける感じでやるようにトスワークを変えました。

――中央の攻撃に厚みがあると両サイドがより使いやすくなっている印象です。セッターとして選択肢を多く持てているのではないでしょうか?

そうですね。どの選手も本当にすごい選手ばかりです。相手のブロックもどこについていいのか分からないというのもあるでしょうし、(ブロックを)1枚とか1枚半にしたら、もう絶対に決めてくれるような選手なので、自信を持ってトスを上げられていると思います。

あと、ボブ(トーマス・ラーナーヘッドコーチ)には「俺はセッターにあまりプレッシャーをかけたくない」と言われています。なので、のびのびとトスを上げられたと思います。

――ラーナー監督は練習からセッター陣に話している姿もよく見ますが、どのような要求がありますか?

いい状態の時は「ポイントで上げてほしい」と言われますが、ネットから離れた時のトスは、「スパイカーの選択肢があるトスをやってくれ」というのがあります。

あとは「無理してコンビを使わなくていい」ということです。あれだけ高い選手もいるし、ハイボールにしてリバウンドを取れるところは取って、そこから切り返せばいい、という感じです。本当にプレッシャーがなくなったと思います。

――サーブはどういう狙いを持って打っていましたか?

GAME1は「とにかくみんなが攻められるように、入れていこう」という意図でフローターサーブを打っていましたが、ボブから「打て」と言われて、GAME2からハイブリッドサーブにしました。それがうまく機能して、効果率は多分チームで一番良かったと思います。

 ――次節の東レ静岡には昨シーズンに共闘した中島健斗選手がいます。楽しみな気持ちもありますか?

そうですね。でも自分たちがやることはあまり変わらないというか、自分は楽しんで上げられればいいかなと思っています。

伊藤洸貴(S)

――開幕節のGAME1では2枚替えでの出場、GAME2は4セット目からはスタートからの出場がありました。どんな意識で入りましたか?

あまり意識という意識はしていなくて、自分のやるべきことをやるだけでした。セッターとしてもそうですし、自分というキャラとしてやることを意識していただけです。

――GAME1の第2セット終盤から出場した際は、点差が離れていたところから追い上げていい流れも作れたのではないでしょうか?

ああいう劣勢の場面では沈みがちです。そういうシチュエーションで入るのは雰囲気づくりという役割もあると思います。チームの点差を縮めるのも大事ですが、そのセットを取れなかったとしても次のセットにつながるように、声を出しながらやることは意識していました。

――GAME1、2ともに勝利の瞬間はコートに立っていました。その時はどんな感情でしたか?

まずはSVリーグでコートに立てたことが良かったです。欲を言えばスタートから出たい気持ちはありますが、自分には自分の役割があると冷静に考えながら、ベンチでは準備をしていました。

最後の瞬間にコートに立てたのはラッキーでした。あの瞬間、みんながコートに走ってくる姿や、ファンの人たちが観客席で喜んでいるのがパッと見えて、本当に素晴らしい環境で試合をしていたんだなと実感しました。

――GAME2の第5セット、18対19の場面ではパスが乱れてオーバーになったシーンがありました。あのシーンはどんな感情でしたか?

正直に言うと、あのボールはシンプルに届かなかったです。届かない、ダイレクトを打たれたらどうしようと思いながらも、できることはやろうと思って全力で腕を伸ばしました。ただ、腕を伸ばした状態で当たってしまうと、今度はブロックでオーバーネットになってしまいます。(ボールが)いった瞬間に(腕を)引いたら、相手が吸い込んでいてラッキーという感じでした。

――そのシーンの後は、顔を覆いながら走り回っていました。

本当にもう「危ない」という感じです。それこそ14対11から追いつかれたこともあったので、自分の中でかなりプレッシャーはかかっていました。その中であのセットを4点リードから落としたとなったら、悔しい気持ちが残ります。あそこでなんとか命をつないだというのは、本当にほっとしました。

――ブロック決定も1本ありました。いいイメージで次に向かっていけるのではないでしょうか?

もともと悪いイメージもないというか、自分がやるべきことをやるだけではあると思います。

その中で、セッターコーチの(小林)光輝さん、攻撃面ではボブ(ラーナー監督)とコミュニケーションを重ねた上で、自分がやらなくてはいけないことは練習でどんどん改善できていると思います。そこは毎試合改善していきながら成長して、それが結果的にチームのためになるというシーズンになればいいかなと思っています。

――トスが合わないシーンはチームとしてかなり少なかった印象です。

そこはチーム方針でなるべくシステムを明確化するというか、一人一人のテンポに合わせるのではなく、テンポを統一することをやっています。今までだったら、スパイカーによってテンポが全員違いました。それも良かったですが、テンポを一定にすることでセッターも考えることが少し減るというか、やりやすくはなったと思います。

安部翔大(MB)

――まずは開幕節の試合の振り返りをお願いします。

プレシーズンマッチをフルセットで勝った相手だったので、自分としては気持ち的にやりやすかったです。この8月にボブ(ラーナー監督)が来てからやってきたことに自信を持っていたので、そこを表現できたと思っています。

自分がいいと思ったところは、終盤のサーブミスです。昨シーズンも結構ありましたが、試合の終盤でミスが出て、こちらがブレイクしきれずに向こうがブレイクして負けるパターンが多かったです。今年はサーブミスが多かったとしても、終盤はちゃんとそのサーブが機能していたというのが、すごく良かったと思います。

――これまでに中盤までは競っていても、終盤に連続ブレイクされて負けてしまう試合は多かったです。20点目以降に点を取り続けられたのは、何が要因だと思いますか?

一つはボブの練習の方針で、回数制限を設けて、緊張感のある練習をしてきたことです。100%試合に近づけることは無理かもしれないですが、それに近い状況、自分たちで縛りを作って準備してきました。そういう競った場面で、自分たちの本来の実力を出せたことにつながったと思います。

ボブも「20点目までは誰でも取れる、けれど20点目以降の5点を取るのは大変だ」と言っていました。やはりその5点をどう取るかが試された試合だったのかなと思います。特にGAME2の最後、(マッチポイントから)1点がなかなか取れませんでした。その1点をどう取るのかという課題が残ったのもあります。

取り切れたところもありましたが、相手のミスに助けられた場面もたくさんありました。そこを自分たちが取り切れる力が今後は絶対に必要になってくると思いますし、それがないと今後は勝ち切れません。昨シーズンみたいにならないようにするためには、後半の戦い方をもっと詰めていかないといけないと思っています。

――安部選手はサーブを受ける範囲を広くとっていた印象です。

少し下がりすぎている部分もあるかなとは思いましたが、どうせ触るなら、しっかり返したいと思っていました。ボブにも「触るなら責任を持て」と言われているので、責任を持って返したいから自分が一番取りやすいポジションで、正面、もしくは「お願い」と言われたボールをしっかり返せるようにしたいと思っています。

――GAME1ではフローターサーブから始まりましたが、ジャンプサーブに変えてバリエーションも混ぜていました。どのような意識で打っていましたか?

サーブについては、自分たちのフロントのブロックが高かったので、最初はフローターでキープしていきたかったです。でもボブに「ホップしている逆回転のサーブは何だ」と言われました。「フローターを打ってもいい場面もあるかもしれないけれど、あんなチャンスサーブだったら意味がない」と。

だったら練習してきたジャンプサーブの方がいいかなと思って、ジャンプサーブで1本打ったらいい感じにミートして、1本目がポンといったので、「これだったら多分大丈夫だ」と思いました。

試合当日のアップでは1本もサーブが入らなかったので不安でしたが、打ったらいけました。あとは体を少し絞ったらジャンプ力が上がったので、余裕を持ってサーブを入れられたのかなと思います。

でも言われているのは「強く打つだけが攻めることではない」ということです。例えば前に落としてレフトを潰す、パイプを潰すとか、フローターで相手が嫌なところにキープするとか。「そういう引き出しがあればもっといいよね」と。そこのレベルが自分は低すぎたのかなと思います。

――次節の東レ静岡戦はどのように向かっていきたいですか?

昨シーズンは東レ静岡に苦しめられました。勝ちたいところで勝てなかったですし、逆転負けもしました。今シーズンは向こうも補強して、(中島)健斗も入って、いい感じで上がってきていると思います。

どんな相手でも自分たちがやりたいバレーができれば絶対に勝てると思うので、それを頑張っていきたいです。

昨シーズンは2連勝のあとに勝ちを取りこぼしていたので、次の一戦が非常に大事になってくると考えています。ここでなかなか勝てないと昨シーズンの二の舞になるので、そこで違いを出せたらいいと思います。

トーマス・ラーナー(HC)

――開幕節の振り返りでお伺いします。戦術面はどのように準備しましたか?

自分たちが通常やっている試合への準備は、全選手がしっかり関わることです。確認事項があって、それぞれがそこを埋めていくやり方を取っています。1週間かけてそれぞれのグループが話し合い、そのグループが見つけてきたものをプレゼンしてもらいながら進めてきました。選手が自分たちで直接関わりながらやることで、どう実行していくべきかが分かりやすくなりますし、試合の中でそれを心に留めておく助けにもなっていると思います。

広島TH戦で言えば、新井雄大選手にサーブを打つことが一番の攻めどころでした。OPの選手たちがその週の初めに「サーブでプレッシャーをかけたいなら7番(新井選手)にサーブを打ちましょう」と提案してくれました。OPの選手たちはプレゼンまでにデータを見たり映像を見たりして決めて、「そこをみんなでやっていこう」という形で発表してもらいました。

7番(のサーブ)に対するレセプション(サーブレシーブ)のポジショニングについても、LとOHのレシーバーたちが話し合って決めてくれました。左に寄っていくシフトをしましたが、そこもデータから見えるものと、本人たちの「こうやりたい」という決断を入れてやりました。それぞれの個別のグループにコーチが関わるようにして、コーチが何か見落としていないか確かめたり手助けしたりしながら進めていき、最終的には監督がそれを今週のゲームプランに入れるか入れないかを決断します。でも、試合中や練習、この準備期間も含めて、選手が「こうしたい」という意見に対してはノーとは言いません。「これでいこう」という形にしています。

例えばこの間の広島戦で言えば、7番はどこにサーブを打つか、そのサーブに対して自分たちはどこに立ってどこを守りたいか、といった確認事項がたくさんあります。それは試合中もずっと心の中で自分と会話しながらやっているものだと思います。そこを本人たちにやらせることで、「自分たちがこうやると決めたから」という心の持ちようもそうですし、実際に試合でやっていくのは選手たちです。ただ、最終的に厳しい場面になった時の「こうやろう」という最後の一押しは監督がやるようにしています。

このやり方が今のところとても気に入っています。なぜかというと、選手たちがそこに責任を持ってやっているからです。実際には修正をかけていかなければいけないことは当然ありますが、選手たちがやることで、コーチ陣はそれに対して自由な目を持って見ることができます。「自分たちが何をしなければいけないのか」というピンポイントなところを、コーチたちが見ていけます。試合中にいろいろなことを考えて遂行しなければいけないのは選手で、あまりプレッシャーがかからないコーチ陣がそこをしっかり見ていってあげる形になっています。

まだ始まったばかりなので、今のところは選手に自由にやらせています。最低限のガイドラインだけは示しておいて、選手がそれに対して準備して決断し、覚悟もします。もちろん選手に任せると、とんちんかんなアイデアだったり、全然ポイントを突いていないものだったりは、今後あるかもしれません。でも選手たちに知ってもらいたいのは、ハイパフォーマンスなチームで、監督やコーチが操るようなチームはその先には行けないし、自分たちで自分たちのことをやっていかなければいけないということです。

――ハイセットの精度もすごく良くなっていますが、基本的にプッシュやフェイントを使わずに打ち切っていた印象を受けました。そこはチーム内で統一されているものですか?

主な選択肢は、リバウンドを取るか決め切るかのどちらかしかありません。そこに関しては、そう作り上げてきてここまで来ました。例えばいままでは「とりあえずボールを返してからその後にブロックディフェンスで頑張ろう」となっていました。でも実際に、ハイボールをきちんと決められるアタッカーは、ただただ打っています。強打することが一番の可能性になっているなら、それが最良の選択肢です。

トスに関してはどこに上げたいのか、もしミスするとしても、どの辺りのミスなら許容されるかは全員の共通認識があります。それでアタッカーが信頼して入っていけることもあると思います。トスとアタックのコンビネーション、コネクションと、アタッカーの選択と、最後のガッツというところが、今は機能していると思います。

選択肢に制限をかけることの良さが、このハイボールに出ていると思います。選択肢から「ミスをしないように、ただボールを相手に返すこと」を抜きました。例えばそこから決め切れずにラリーが続いて、あまり良くない結果が来たとしても、これは自分たちがやりたいシステムの中だから大丈夫だと全員が分かっています。だから「なぜボールをそのまま返したのか」、「なぜ理由のないミスをしたのか」とはなりません。決めるかリバウンドを取るかで、リバウンドを取るという選択肢がないなら、もう決めに行くしかありません。みんながそれを分かっていて許容できるから、その先の遂行能力が一段上がっていけると思っています。

――次節は東レ静岡戦です。相手チームの印象と、どういうところに気をつけて戦っていきたいかを教えてください。

広島THとはまた違った相手になります。特に相手のレセプションのシステムは、少し面白いことをやってきているので、自分たちがどうやってそこにプレッシャーをかけられるのかがまず一つです。

OPとOHに身体的に強靭な選手がいるのでそこが要注意になりますが、このチームには高い打点から打ってくるザック(ザカリー・ラマ)がいるので、練習では一番の相手になっています。

相手は前節で負けてホームゲームを戦うので、また違った集中力、やる気や熱量を持ってくると思います。自分たちはまだ上位のチームではなく、挑戦者の立場です。自分たちがここからどう上がっていくのかを証明していかなければいけませんし、昨シーズンよりも上に行くには、継続的に安定した力を発揮し続ける必要があります。前節で広島THに勝利したとしても、どのチームも「トライデンツは10位のチーム」と見ていると思います。

相手も、自分たちがやりたいことをやすやすとやらせてくれるようなチームではないと思います。モチベーションはすごく高いですし、非常に洗練されたチームです。どのような展開になるか楽しみですが、まずは自分たちがやるべきことを遂行することです。エネルギーを持って試合に挑むことだけは、確実にやっていきたいです。


SVリーグ第2節 東レアローズ静岡戦 試合情報
https://sm-tridents.jp/match/2026-27-sv-div2-1
https://sm-tridents.jp/match/2026-27-sv-div2-2
クラブ公式サイト
https://sm-tridents.jp/
SVリーグ チーム紹介ページ
https://www.svleague.jp/team/matsumototd/

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