“ひとつぶ”がもたらすOne Soul カンロが松本の地で広げる共鳴の輪

飴やグミなどからなるキャンディ市場で国内シェアNo.1のカンロ株式会社(東京)が、松本山雅FCとプラチナパートナー契約を結んだ。1959年に松本工場を建設し、2011年には東筑摩郡朝日村に新設した工場での生産がスタート。松本山雅のホームタウンでもある地域とともに歩んできた歴史を踏まえ、スポーツへの支援を通して地域との繋がりをさらに深めていく狙いだ。両工場には熱烈な松本山雅サポーターも勤務しており、そうした社員の熱意も今回の契約を後押しした。

取材:大枝 史/編集:大枝 令

「地域への恩返しを形にしたい」
山口での成功体験が道を拓いた

2026年3月6日。ホーム開幕戦に先立って松本を訪れたカンロ株式会社の村田哲也社長が、支援の目的や今後の展望を口にした。 

「これまで支えていただいた地域への感謝を示したり、これからも一緒に歩んでいく思いを形にしたりするためには何がいいのか。社内でいろいろと検討を重ねた」と村田社長。その過程でモデルとなったのが、創業地の山口県で2017年から続けるJ3レノファ山口FCへの支援だった。

「山口の皆さんと一緒に、地域の活力や繋がりを生み出していく活動に手応えを感じていた」。松本山雅が掲げる「サッカーを通じて未来ある子どもたちと市民に夢と希望、感動を与え、地域に元気と活力をもたらすような『ひとづくり』『まちづくり』に貢献する」というビジョンに共鳴し、サッカークラブでは山口に次いで2例目となる支援に乗り出すことを決めた。

試合会場にバナー看板を掲出したり、同社の強みでもある食育分野で松本山雅と連携したりといった直接的な効果はもちろん、村田社長は今回のパートナー契約によって両工場で働く従業員への間接的な効果にも期待を寄せる。

「従業員が一緒に活動できる場が欲しいと考えていた。松本山雅さんを一緒に応援することで工場の中に一体感が生まれ、日頃の生活や業務にも良い影響を与えてもらえるのではないかと思っている」

社員の声が大きな後押しに
 工場から届ける“One Soul”

ホーム開幕戦に先立ってサンプロ アルウィンで開かれたバナー披露式典。村田社長とともに両工場で働く従業員も出席し、それぞれが松本山雅への熱い思いを語った。

「松本山雅が大好きなので、会社が支援することになってとてもうれしい。カンロと松本山雅のコラボ商品を作ってもらいたい」と、朝日工場で働く女性は熱弁する。別の女性は「お店などでポスターが飾られていたり、地域全体で応援している一体感がとても好き。支援が決まって社内の皆さんが喜んでいるのがうれしい」と声を弾ませた。

サポーター歴10年以上という松本工場の男性は「山口県の工場に行った時、従業員が集まってレノファ山口の試合観戦に行く光景を見て羨ましかった」と明かし、もう一人の男性は「松本山雅の試合を見に行くと、サッカー以外でも糧になることが多い。ぜひカンロの社員にも試合を見に行ってほしい」と力を込めた。

村田社長は「松本工場と朝日工場の社員から『松本山雅と一緒に取り組みたい』という熱いメッセージをもらった。その声が大きな後押しになった」と笑顔を浮かべる。

「ホームタウン活動や地域貢献活動で一緒にできることがあるのではないかと考えている。選手は身体が資本。そういった分野でもご協力いただければ心強い」と松本山雅の小澤修一社長。村田社長は「食育活動は全国で積極的に展開している。われわれの製品の主原料でもある糖は、選手の皆さんにとってはエネルギー源だと思うので、正しい摂取の仕方を伝えることも進めていきたい」と応じた。

「ピュレグミ」に代表される同社のグミは、その全てを松本と朝日の両工場で生産している。「われわれは、このグミを松本市、朝日村から世界へという思いで生産している。松本山雅さんも一緒だと思う」と村田社長。

地域との結び付きを深め、従業員の一体感を高める。松本山雅とともに、同社が掲げるパーパス「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」を実現していく。キャンディもスポーツも、くらしに潤いをもたらす――という意味では同じ。手を携えて歩みを進めていく。


カンロ株式会社
https://www.kanro.co.jp/
オフィシャルパートナー募集(クラブ公式サイト)
https://www.yamaga-fc.com/partner/wanted

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