新たなシーズンへ笑顔で“つなぐ” VC長野ファン感謝デーに520人

苦しいシーズンを最後まで支えてくれたファンへ、感謝の思いを届ける日がやってきた。VC長野トライデンツは2026年4月29日、岡谷市のスワンドームで「2025-26ファン感謝デー」を開き、計520人のファンが笑顔で選手らと交流した。借り物競走やミニ紅白戦などのイベントで盛り上がった会場は温かな雰囲気に包まれ、訪れたファンは憧れの選手との交流を満喫した。
文:大枝 史
KINGDOM パートナー
ファンの声が力になる
1対1の交流で感じた温かさ
「活躍している姿をもっと見たい」
ファンから届けられたその声は、選手にとって何よりの力になった。
大卒1年目のシーズンを終え、来季が2年目となる酒井秀輔は決意を新たにする。
「それが実現できるように、オフシーズンしっかり準備して次のシーズンを迎えられるように頑張りたい」

ファン感謝デーは午前と午後の2部制で開催された。
午前の交流会では、ファンと選手たちが1対1で触れ合いながら、サインを求めたり写真を撮ったり。限られた時間の中で思い思いの交流を楽しんだ。
酒井は「いろんなファンの方に支えてもらっていると改めて感じた」と実感を込める。

参加したファンの女性は「サインをもらえてうれしかった」と喜色満面。来季が大卒2年目となる岸川蓮樹も「普段は言われないことを直接言ってもらって、また一から頑張ろうと思った。良い機会だった」と受け止めていた。

加入当初はミドルブロッカー(MB)として練習を重ねていたが、シーズン中盤以降はオポジット(OP)での出場でチームに貢献した23歳の岸川。「(ファンは)ちゃんと見てくれているんだな…と思った。来シーズンはもっと勝てるように、恩返しできるように頑張りたい」と力を込め、ファンからの温かな言葉を来季の飛躍につなげようと決意していた。

KINGDOM パートナー
「未だに手が震えている」
ファンも参加のミニ紅白戦
午後はファン参加型の借り物競走とミニ紅白戦を行い、午前から参加者が倍増した。
まずは選手17人に小川貴史ゼネラルマネージャー(GM)、長田翼コーチ、松下泰己アナリストの3人を加えた20人を4人ずつ5チームに分け、対抗戦形式での借り物競走。紙に書かれたお題を読み上げ、該当するファンを連れてゴールへ向かった。

「グロッテのグッズを持っている」「オフィシャルグッズを3個以上身に着けている」「海外のお金を持っている」など、さまざまなお題にヒットしたファンが選手に手を引かれて一緒にダッシュ。会場には和気あいあいとした空気が充満していった。

優勝は山田航旗、難波宏治、安原大、松下アナリストの4人による赤チーム。優勝賞品として「戸隠松本製麺」からそばが贈られた。
続くミニ紅白戦は、古田博幸監督代行と小川GMによるチームが対戦した。“両監督”が目隠しをして選手名が書かれたくじを引き、即席のチームで試合に臨んだ。

リベロ(L)の古藤宏規と難波がネット際で攻防を繰り広げたり、OP岸川がレセプションを返したり。アウトサイドヒッター(OH)工藤有史がトスを上げる場面もあり、普段は見られないポジションでのプレーが出ると会場は歓声に包まれた。

試合途中では元選手の栗木勇さんやチームマスコットのグロッテ、さらにはファンの飛び入り参加も。

紅白戦に参加した女性は、サーブから連続ブレイクに成功すると、アタックをレシーブする活躍を見せて会場を沸かせた。
「ないだろうな…と思いながらも『我こそは』と言われたので手を挙げた。(終わっても)未だに手が震えている。夢の中にいるみたいだった」と興奮した様子だった。

午後から参加したという女性は「こういう光景が見たかった。選手同士がわちゃわちゃしているのを楽しく見られて良かった」と満足そうに笑顔を見せた。

閉会式は小川GMらのあいさつで締めくくった。
「来季は新しい挑戦に向かって変化を恐れずに戦っていきたい」
「一人一人がコート上で戦う姿勢をしっかりと皆さんにお見せできるよう、オフシーズンを含めて10月までに準備していきたい」
そう言って、来季への意気込みを示した。

苦しいシーズンを支え続けてくれたファンへの感謝、そして来季への決意。約4時間にわたるイベントは、選手とファンの絆を確認し、深める時間となった。
VC長野トライデンツ 2026.4.29 ファン感謝デー フォトギャラリー
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クラブ公式サイト
https://vcnagano.jp/
SVリーグ チーム紹介ページ
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