開幕戦で“大きな変化”示した松本山雅 第2次清水キャンプが10日にスタート

J2・J3百年構想リーグが開幕し、松本山雅FCは拠点を静岡市清水区に移した。2026年2月10日から、第2次トレーニングキャンプがスタート。清水ナショナルトレーニングセンターJ-STEPを拠点に鍛造の日々を送る。リーグが開幕してからもハードな内容は変わらず。RB大宮アルディージャに1-2と敗れた開幕戦の反省と収穫を踏まえながら、J2藤枝MYFCに挑む第2節への準備が始まった。

文:大枝 史/編集:大枝 令

リーグ開幕後もハードさは不変
フィジカルパートは入念に

清水キャンプ初日となった10日午後。ミーティングを終えた選手たちを待っていたのは、イ・チャンヨブフィジカルコーチのハードな体幹トレーニングだった。

リーグが開幕しようとも、鍛えていく方向性は継続。選手たちは苦悶の表情を浮かべながら身体を追い込んでいく。

その後は、石﨑信弘監督の代名詞「フィジテク」の要素を多く取り入れたサーキット形式のトレーニング。さらにはラントレーニングと、キャンプ初日からハードなメニューをこなした。

大卒1年目で開幕スタメンに抜擢されたMF渋谷諒太は「(高橋)祥平さんとか(小川)大貴さんとかが盛り上げてくれるし、先輩たちが走っているのを見ると頑張らないとな…と思う」と受ける刺激を口にする。

その後はセンターバック陣がクロス対応の守備確認。そのほかの選手はクロスからの攻撃面を確認した。90分間みっちりとトレーニングを積んだ後も、全選手がそれぞれに自主練習。タフに追い込んだ。

追い込めるだけの「エビデンス」がある。在籍6年目のDF宮部大己がRB大宮アルディージャとの開幕戦を振り返りながら、明かす。

「『トレーニングが嘘をつかない』というのは、80分過ぎから相手を見ながら実感した。相手が疲れているのを実感したし、自分たちが動けているという自信にもなった。そこでトレーニングの積み重ねの重要性を改めて知ることになった」

この日は「移動もあったので仕方ないけれど、身体は激重」と本音をこぼす。それでも、「これがデフォルトなので全く問題ない。強くなっている、本当に。エグいくらい」と充実した表情。渋谷も「みんな強くなってきているし、回数が増えてもできるようになっている」と、短期間での成長を口にする。

その言葉通り、開幕戦は1-2と敗れたものの、昨季までとは様変わりしたハイインテンシティな姿を披露。90分のプレーが初めてだとは思えないほど、伸びしろを感じさせた。

キャプテン深澤佑太も力を込める。

「『昇降格がない』とか逃げやすいシーズンではあると思うけれども、そうではない。プロとして結果を出すところは必要。鍛えつつ、ハーフシーズンでも結果は出せる。 J2のチームに勝てばおのずと自信もついてくると思うので、そういうところは追い求めながら…というのを忘れずにやっていけたらいい」

練習前には歓迎セレモニー
「静岡のチームに力を発揮」

このほか、練習前にはJ-STEPで歓迎セレモニーが行われた。

静岡市農業協同組合からは名産品の静岡茶。清水漁業協同組合からは用宗漁港で加工された釜揚げしらす。静岡市清水区地域総務課からはもつカレーと焼き鳥に加え、清水区のマスコットキャラクター・シズラのクッキー詰め合わせ。静岡市まちづくり公社からは静岡市のお茶を飲んで育ったTEA ton。清水ナショナルトレーニングセンターからは石垣いちごの紅ほっぺと、多種多様な特産品が寄贈された。

松本山雅からは選手のサイン入りユニフォームとガンズくんのぬいぐるみを贈呈した。

セレモニーの最後には石﨑信弘監督があいさつ。「松本に比べてかなり暖かいところなので、まずはケガをしない身体作りと次の試合に向けた準備。開幕戦には負けてしまったが、次の藤枝、そして磐田と、静岡のチーム相手に十分に力が発揮できるように、この地でしっかりとトレーニングして良い結果が出せるように頑張っていく」と語った。

チームはこのまま清水に滞在。14日の第2節は藤枝MYFCとの対戦、翌15日にはJ1清水エスパルスとのトレーニングマッチが控える。より一層、強くなった姿で松本に戻る日まで、鍛え上げる日々は続く。


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