さらなる高み目指しチーム刷新へ 信州の木戸社長が今季を総括

今季のB2を4位で終えた信州ブレイブウォリアーズを運営する株式会社NAGANO SPIRITの木戸康行代表取締役社長が2026年5月24日、長野市内で記者会見を開き、シーズンを総括した。勝久マイケル・ヘッドコーチが契約満了のため退任することなった背景については「高い頂に行くため」と強調。来季から新設されるBプレミアへの参入を見据え、集客や育成などの面で中長期点な視点での取り組みを強化し、手応えや収穫もあった――と振り返った。
取材:芋川 史貴
KINGDOM パートナー
「高い頂に行くため」の決断
来季見据えた施策に手応え
ーー今季まで8シーズンにわたって指揮を取った勝久マイケル・ヘッドコーチ(HC)が契約満了で退任することになりました。決断した理由を教えてください。
私がこの会社の代表になった一番の経緯は、Bプレミアに行くための切符を手に入れるということでした。(就任)1年目にBプレミアへの切符が手に入ったので、次にやらなければいけないことはBプレミアの世界で高い頂に向かってどのように進めるかということです。琉球ゴールデンキングスと長崎ヴェルカの試合(B1チャンピオンシップ決勝)を見た人もいると思いますが、我々があそこに行くためにはどうしたらいいのか、という答えに尽きます。Bプレミアに行き、その高い頂に行くためのいろいろな決断として、その編成(ヘッドコーチ交代)に至ったということです。

ーーB2優勝を目指した今季は東地区を制しましたが、プレーオフ(PO)準決勝で敗れ4位に終わりました。シーズンをどのように総括していますか?
今季は昇降格はないものの、Bプレミアに向けた節目のシーズンでした。B2優勝を狙った編成をして戦いましたが、非常に悔しい結果にはなりました。この結果を真摯に受け止めながら、Bプレミアに向けた編成も進んでいます。常に高い頂に目標を据えて、日々精進しながら歩まなければいけないと考えています。
ーー運営面を含めた今季の手応えと課題についてはいかがですか?
Bプレミアのライセンス基準が売上高12億円、入場者数の1試合平均が4,000人ですが、(平均入場者数は)昨季が4,000人を少し超えたぐらい、今季は残念ながら4,000人を下回ってしまいました。中長期的に皆さまが(観戦に)来ていただくための施策をどうすればいいか。集客や情報の届け方といった施策をシーズンごとに考えていかなければいけない中で、(今季の数字は)施策を講じながらの結果であったのかなと捉えています。
数を求めるというより質を求めていくことを昨季以上に行ってきたという実感です。Bプレミアに常時4,000人、5,000人に近い人数を目指すには、しっかりと質も重視していかなければいけません。ジャンプするためにしゃがみ込むことも必要です。ファンやブースターの皆さまとの関係性を築くことを総合的に判断しながら日々の集客をやってきました。(Bプレミアに)カテゴリーが変わった時の施策の打ち方に向けた材料は得られたのかなと思っています。
ーー今季の平均入場者数4,000人を下回った要因は何だと考えていますか?
量より質を重視しました。例えば今までは有料より無料の方をとにかく多く招待していた面もありますが、そこを少し控え、今まで無料で来た方が有料で来てらもうためにはどうすればいいかという面を重視しました。

ーー青野和人チーム本部長が就任したことによる変化や成果をどのように感じていますか?
元々、チームの編成や統括を(勝久)マイケルHCがやっていました。その線は崩さずに、あくまでも青野はサポートする形で(クラブに)入りました。目覚ましい成果として出てきつつあるのはユースの立て直しです。スクールもコーチ陣を整えながら、子どもたちにバスケットボールに興味を持ってもらい、気軽に触れてもらい、裾野を広げるということは相当テコ入れをしました。その子どもたちが(将来的に)うちにプロ選手として入ってくるという流れの第一歩を築けたのかなと思います。

ーーホームゲームでスイートルーム、ラウンジの運用も始まりましたが、その手応えはいかがですか?
今季はトライアルという位置付けでした。皆さんの利用の仕方や運用についても手探りでしたが、(利用者からの)意見や感想、今後の提案も含めて、いろいろな気付きがありました。それを踏まえて、皆さんに使っていただくための価値の上げ方や「こういう可能性があるよね」という部分は社内で話していきます。来季以降も、そこでしか体験できない価値をもっと作っていきたいと考えています。
Bリーグ チーム紹介ページ
https://www.bleague.jp/club_detail/?TeamID=716&tab=1
クラブ公式サイト
https://www.b-warriors.net/














