10年ぶりの帰還 長野市出身の前田美紅が信州Ariesに

2026-27シーズンはSVリーグ・グロース女子で戦うルートインホテルズ信州ブリリアントアリーズに新戦力が加入した。長野市出身の前田美紅、28歳。長野市東北中学校から松商学園高に進み、岐阜協立大学を経てアランマーレ山形(現・アランマーレ秋田庄内)で5年間プレーした。SVリーグ女子での豊富な経験をチームに還元し、“3連覇”への原動力となる。
取材:大枝 史
KINGDOM パートナー
友達に誘われたバレーボール
挑戦して得てきた成功体験
――出身地に戻ってきました。まずは加入した経緯を教えてください。
(SVリーグ女子の)アランマーレ山形(現・アランマーレ秋田庄内)で5年間やってきました。高校までは地元でバレーボールをやっていて、大学から(長野県を)離れていた中で、やはり「地元でバレーボールがしたい」というのはずっとありました。
アランマーレも(活動拠点を山形から)秋田に移転するタイミングで、ここに入らせていただきました。

――バレーボールを始めたきっかけを教えてください。
小学4年生の時に友達がやっていて、誘われて行ったら楽しかったので「長野みらくる」というチームでやり始めました。
――中学・高校時代を振り返っていかがですか?
中学は地元の東北中学校に行きました。3年生の時にJOC(ジュニアオリンピック)で一緒にやっていた子が「高校は松商学園に入って一緒に都市大(塩尻)を倒そう」と言うので、一緒に松商学園に進みました。
松商学園では3年生の時に11年ぶりに春高バレーに出ることができました。それと日々の中で「人のために」というのが勉強になりました。
――そこから岐阜協立大学に進みました。
監督に声を掛けていただきました。
自分が入る前は(東海大学リーグ)2部にいたので、「1部に上がる」という目標で入ったのですが、その前に(1部に)上がりました。最初は下位にいましたが、最終的には(2019年度)東海(秋季)リーグの優勝という目標を達成できました。

――(プレステージ・インターナショナル)アランマーレに入団しましたが、当時を振り返っていかがですか?
大学3年生の時に練習参加をさせてもらって、声を掛けてもらいました。
バレーボールは続けようとは思っていなかったのですが、続けなかったら後悔するだろうな…というのが自分の中であったので、挑戦しようと思いました。
――2022-23シーズンではVリーグ女子DIVISION2優勝、DIVISION1昇格を果たしました。
V2優勝の時はコロナが流行っていた時期でした。昇格する前の年も良いところまでいったけれど、半分(の選手)がコロナに感染して(3位に終わり)昇格できませんでした。
昇格した時も応援してくださる方々のためでもあるし、強いだけのチームではダメだし、良いだけのチームでもダメだというのを学べた部分がありました。
いざV1で戦うとなった時にはレベルが全然違うのですごく苦しめられました。(V1で1年目の23-24シーズンは0勝22敗)SVリーグ女子の1年目(24-25シーズン)は5勝、昨シーズンは3勝でしたが、すごく高いレベルでバレーボールができたのはすごく良いことでした。

PROFILE
前田 美紅(まえだ・みく)1998年5月5日生まれ、長野市出身。松商学園高から岐阜協立大学を経て、2021年にプレステージ・インターナショナルアランマーレ(現・アランマーレ秋田庄内)に入団。22-23シーズンにはV2優勝、V1昇格を果たした。SVリーグ女子で2年間プレーし、26年に信州Ariesに入団。身長169cmながら緩急をつけたプレーを武器とするアウトサイドヒッター。最高到達点285cm。
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地元でプレーする喜び
応援には感動を届ける
――ご自身のストロングポイントはどう捉えていますか?
プレーで言うと、やはり小さい方なので緩急をつけたプレーや思い切りのあるプレーができると思います。
――一番得意としているプレーは何ですか?
自分の中で良くなったのはレセプションです。ずっと下手でしたが、今はレセプションです。

――練習の中ではディグのリベロで入ることもありました。ポジションの変遷はどうでしたか?
リベロ以外は全部やっていました。
――このチームに移籍してきて、より伸ばしていきたいところはありますか?
初めて2つのポジションをやらせてもらって、リベロに入ってみたら(自分で)決められないし、打てないので、そういう時の声掛けがすごく大事だと練習の中で思っています。
そのポジションでできれば、アウトサイドヒッターになっても視野も広くなると思います。プレー面でパワーをつけていきたいですが、自分の中ではそういったコールで助けになるところもあると思うので、そこを学びつつやっていきたいです。
――信州ブリリアントアリーズのチームとしての印象はいかがですか?
明るいと思います。
上下関係とかガチガチしているのかな…とビクビクしながら来ましたが、みんな話しかけてくれるし、コミュニケーションがすごく取れています。

――移籍して長野に戻ってきましたが、改めてどのようなシーズンにしたいですか?
自分がプレーする中で応援してくださる方はたくさんいると思います。
子どもたちに夢や希望、感動をお届けできるようなプレーをしていきたいと思っています。
応援してくださる方がいてこそ、バレーボールができているので、感謝しながらやっていきたいです。
――座右の銘や大事にしている言葉はありますか?
高校の時にずっと(部室に)張り出されていたのですが、「全てのことが後悔残らないように」です。
――10年ぶりに長野に帰ってきて、改めて感じることはありましたか?
帰りたいな、と思っていざ帰ってきて、山ばっかりだな…と(笑)
自然が好きなので良いですが、山が近いな、というのと山が多いな、と。
海鮮が好きで、山形はすごく美味しかったので、海はちょっと欲しいなと思います。

チーム公式サイト
https://www.briaristcamp.com/
Vリーグ チーム紹介ページ
https://www.svleague.jp/ja/v_women/team/detail/484




















