9月5日に“今季初戦” 新生ウォリアーズのロスターを分析

Bプレミアに参戦する信州ブレイブウォリアーズは2026年9月5日、北佐久郡軽井沢町で千葉ジェッツとのプレシーズンゲームに臨む。今季は指揮官や多くの選手が入れ替わり、文字通り新チームとなって新たな舞台に挑む。千葉J戦は、チームの全貌が見えてくる今季最初の対外試合だ。9月26日の開幕戦に向けて強化に取り組む練習の様子やジャッド・フラベル・ヘッドコーチ(HC)らの言葉から、今季のロスターを分析した。
文:芋川 史貴
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チームコンセプトは「健康」
「サイズアップ」「ポジティブ」
8月29日に信州ブレイブウォリアーズが長野市で開いたTIP-OFFイベント。強化責任者の青野和人ゼネラルマネジャー(GM)は、「健康」「サイズアップ」「ポジティブ」のキーワードを挙げて今季に向けた編成コンセプトを説明した。

12人のロスターのうち、エリエット・ドンリー、土家大輝、小栗瑛哉、東海林奨、マイク・ダウムの5人が昨季から残留。半数を超える7人が新戦力で、3季ぶりの復帰となった星野京介、日本代表入りを目指すトビンマーカス海舟と加藤ダニエル、リンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)で優勝経験がある古川孝敏、それに河田チリジと外国籍選手のキーボン・ハリス、マーカス・リーを補強した。

「健康」をコンディションや直近の実績に置き換えて捉えれば、昨季のBリーグでプレーしていた10人のうち7人が50試合以上に出場している。52試合に出場した古川の平均プレータイムは20分45秒で、38歳のベテランになっても試合出場を続ける姿勢はチームにプラスの影響をもたらすだろう。
「サイズアップ」は明確だ。昨季のロスターの平均身長が191.5cmだったことに対して、今季は194.6cm。Bプレミアでは外国籍選手の同時出場に制限がなくなる「オンザコートフリー」が適用され、最大4人の外国籍選手(ロスターに登録している外国籍3人、帰化選手またはアジア特別枠選手のいずれか1人)がコートに立てる。Bプレミアでの戦いに向けた編成でサイズアップは必須の要素だった。
「ポジティブ」な姿勢は、バスケットボールに限らずスポーツに取り組む上では大切なポイントになるが、信州がキーワードに挙げた背景には近年のチーム事情が影響している。

昨季のプレーオフでも見られたことだが、信州は劣勢になるとベンチが静かになる傾向があり、流れを変えたり、試合を立て直したりすることが課題の一つになっていた。
今季は練習中に音楽を流し、日常の雰囲気から変化を加えた。トビンマーカス海舟を筆頭にエナジーにあふれる選手も増え、明るく前向きな空気が醸成されている。

「一丸となって戦う上で(編成に)ベストを尽くしてメンバーはそろった」と青野GM。自信と手応えを強調し、「しっかりと準備して開幕に挑めれば」と力を込めた。
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新戦力の特長と可能性
フラベルHCの見立ては
9月5日の千葉ジェッツ戦に加え、9月13日にはアウェイで茨城ロボッツとの対外試合も組んだ。両チームとも同じBプレミアを戦うライバルで、茨城には昨季まで信州でプレーした渡邉飛勇が所属している。
そして、いよいよ9月26日には長野市のホワイトリングに富山グラウジーズを迎え、開幕戦に臨む。

クラブが自信を持って用意した選手たちを、フラベルHCはどのように見ているのだろうか。率直な評価を聞いてみた。
「たくさんのポジションをこなせるバーサタイル(万能)な選手を探していた。トビンマーカス海舟は複数のポジションがこなせるし、これからどんどん成長する選手だと思う。古川は経験のある世界レベルのシューター。チームメイトへの影響力がすごく、いるだけで価値のある選手」

「加藤ダニエルは若いビッグマン。信州に来た理由は『ここで成長したい』だった。我々は『信州に来たら選手もスタッフも成長できる』というチームを目指しているので、ダニエルの成長も見ていただきたい。星野京介は戻ってきた選手。彼も『自分自身がBプレミアでプレーできることを証明したい』というハングリー精神を持っていた」

「キーボン・ハリスは2番や3番、時には1番もこなせるガード。新しいオプションが増え、いろいろな作戦で彼を使うことで選択肢が増える」

「マーカス・リーのことは『コネクター』と呼んでいる。小さいことを徹底して賢くやってくれる選手。チームの架け橋になってくれる選手だと思う」
「河田チリジは大きい。フィジカルにプレーしたいので、その面でチームをリードしてくれる」

ここに既存の5人を加えた12選手で船出するチームに対して、指揮官は「激しいコンタクト」と「テンポの速いバスケット」を求め、鍛錬を重ねている。
新たなスタイルを目指すチームが、国内最高峰の舞台で強豪クラブにどう挑んでいくか。「勇敢に、大胆に、恐れずに。」初陣はすぐそこだ。

信州ブレイブウォリアーズ 公式サイト
https://www.b-warriors.net/




















